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PI:荒木 幸一

荒木研究室では、細胞傷害性リンパ球であるCD8T細胞について研究しています。CD8T細胞は、ウイルスや一部の細菌などの細胞内病原体による感染や、癌細胞の増殖を制御する上で重要な役割を果たしています。私たちは、CD8T細胞が抗原刺激や感染に対してどのように反応するかについて、細胞 • 分子レベルで理解することを目標としています。私たちの基礎研究から得られた知見を活用して、病原体や癌に対するCD8T細胞の防御免疫を高める新規治療の開発につなげたいと考えています。

​在籍メンバーの声

荒木ラボではマウスのLCMVモデルを用いて、獲得免疫(特にCD8T細胞)の研究をしています。また最近は、マウスのみならずヒト検体の解析にも取り組んでいます。
*詳しい研究内容は荒木先生の紹介文をご覧ください。

ラボはシンシナティ小児病院のDivision of Infectious Diseasesのフロアにあり、ラボの規模は2023年12月現在、8人です。(内訳は以下の通りです。)
荒木先生
ラボマネージャー(アメリカ人)
ポスドク2人
PhDの学生3人(アメリカ人、中国人、台湾人)
Masterの学生1人(アメリカ人)

また、私たちのラボは、Center of Inflammation and Tolerance (CIT)というセンターにも所属しています。CITには、様々なラボが所属しており、Divisionの垣根を越えて共同研究がしやすい環境になっています。さらに、資金面も潤沢で、CITのメンバーに必要な機器の購入などをサポートしてくれています。

毎週火曜日の午前中にDr. Chandrashekhar Pasareのラボと合同でラボミーティングを行っています。また、毎週水曜日の昼にDr. Sing Sing Wayを中心とした複数のラボとランチミーティングを行っております。荒木ラボのポスドク、学生はこれらのラボミーティングで発表しており、良いプレゼン練習の機会となっています。また、PIの先生方を中心にたくさんの質問をしてもらえるため、自分の研究内容を理解し見つめ直す良い機会でもあります。

荒木ラボにおけるポスドクの仕事は、自分の研究、ミーティングでのプレゼン、学生の研究指導・サポートなどです。コアタイムはなく、各々が実験スケジュール等に合わせてラボに来て仕事をしています。実験によっては土日にラボに来る必要もあります。(なかなかアメリカ式の働き方とはいきません...笑)
Big Labとは違い、小さめの研究チームではありますが、荒木先生と密にDiscussion出来るというメリットもあります。一人一人がそれぞれの研究テーマを持ち、アクティブに研究を行っています。

他のポスドクの方も書かれているように、シンシナティは非常に生活がしやすいと思います。まず、西海岸、東海岸の大都市と比べて、Living costが安いです。日本の食材、調味料なども大体手に入ります。地元の人達も親切でフレンドリーな人が多いと思います。そして、シンシナティ小児病院医療センターは2023年、全米第一位の小児病院・研究施設となり、臨床、研究ともに活気に溢れています。Core facilityも充実しており、研究環境も非常に充実しています。研究所のメインカフェテリア土日も含めて24時間営業している点もありがたいです。
シンシナティでのポスドクに興味がある方は、ぜひ一度UC tomorrowにコンタクトを取ってみてください。お待ちしております!

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