PI:岩渕 真木子
シンシナティ小児病院、岩渕ラボでは、細胞分化、リプログラミング、疾患における細胞運命制御を司るエピジェネティックスおよび転写制御メカニズムを明らかにし、細胞運命を自在にエンジニアすることを目指しています。特に、パイオニア転写因子の働きに焦点を当て、CRISPRシステム、ゲノミクス、プロテオミクス、超解像イメージングを統合することによって、これらの問題に取り組んでいます。
在籍メンバーの声
岩渕ラボでは、パイオニア転写因子と呼ばれる特殊な転写因子に着目し、発生・分化に伴う細胞系譜特異的なクロマチン状態の形成メカニズムの解明を目指し研究を行っています。多能生幹細胞を用いた発生期のエピゲノム制御の解析やダイレクトリプログラミングによる細胞運命転換時の転写因子の役割やクロマチン制御に興味のある方にとって非常に良い環境です。研究室は、多様性に富み、学生とスタッフが自立して仕事ができる環境が整っています。一方、メンバー間で情報共有がしっかりと行えていることもあり、困った時は、助け合うという精神が根付いているため、効率的に研究が行えると思います。教育についても岩渕先生が非常に熱心であることからPh.D.プログラムに所属する学生からの人気も高いです。私自身、ChIP-seqやCUT&RUNなどのエピゲノム解析の経験がありませんでしたが岩渕先生から直接指導していただくことで習得することができました。また、生化学的な考え方に基づいた実験の組み立て方も一から鍛えていただきました。シンシナティは、地方都市であることからLiving costが留学先として人気の高いカリフォルニアやボストンなどと比較して安価であることと、日本のものが手に入りやすいことから留学先としては良いと思います。ただ、冬は氷点下10-20度になることも多いので寒さ対策が必須です。シンシナティで研究をという方は是非、UC-Tomorrowにコンタクトをとってみてください!!